ページ上へ

ソーシャルレンディングは女性投資家急増中?

アンケート結果を見ると女性からの人気が高まっているような内容が多いですが、実際の女性比率は全体の2~3割程度で他の投資商品より低いです。興味を持つ女性が増えていて、将来的には定期貯金から資産運用に切り替える個人投資家が増加する見込みです。

女性や学生の投資家

女性投資家の注目が集まるソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは女性投資家からの注目が高まっています。
寄付方式のクラウドファンディングとは違い、投資商品になるので満20歳未満の未成年者は利用できませんが、若者にも強く推奨できます。

大学生など20歳以上の学生からはソーシャルレンディングより、FXや仮想通貨など少額で大きな利益を目指せる投資商品の方が人気です。
女性・学生・主婦投資家によるソーシャルレンディングの需要と投資家の特性をまとめました。

ソーシャルレンディングは女性に人気?

女性投資家によるソーシャルレンディングの統計やニュースなどのソースを集めました。

ロードスターキャピタルによる実態調査
結果公表日 2017年7月25日
対象 2017年7月11日にオーナーズブックの女性会員を対象にしたアンケート結果(60サンプル)

不動産特化型クラウドファンディング『OwnersBook』を運営するロードスターキャピタルが行った調査では以下の結果が出ました。

2016年第四四半期に対して2017年第1四半期はソーシャルレンディングに興味を持った女性が4倍
約9割が働く女性
約7割が投資額10万円以下
女性は定期貯金を利用している人が多く、定期より高利回りで少額運用できる投資商品が好感されている。

ソーシャルレンディングに関する女性投資家の実態調査
https://loadstarcapital.com/ja/news/news0725.html
クラウドポートによるアンケート調査
結果公表日 2018年4月5日
対象 2018年3月26日~3月28日に20代から50代の女性480名に行ったインターネットアンケート(20代:120名/30代:120名/40代:120名/50代:120名)

クラウドポートによるソーシャルレンディング未経験者も対象にした女性へのアンケートでは以下の結果を公表し、今後も女性利用者からの拡大を見込めるデータとして紹介しています。

女性が投資に求める要素は「ある程度放置しておけるもの」が最多(31.5%回答)
大半の女性が将来もらえる年金は減ってしまうことを懸念している

「女性のお金と投資」に関するアンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000023781.html
クラウドバンクの利用者層
結果公表日 不明(公式ホームページに掲載)
対象 2018年3月末のクラウドバンク利用者

およそ男8対女2の男女比率
20代から40代までの現役世代が79%
年収1,000万円未満の方が90%以上

クラウドバンク
https://crowdbank.jp/lp/

学生や主婦には認知度が低い

資産運用について疎い主婦

各種アンケート結果の内容を見ると、女性の価値観や堅実志向、現在の不満や将来の不安などを考えるとソーシャルレンディングは女性に最適な投資商品だと言えます。
しかし、ソーシャルレンディングの女性比率は市場全体でおよそ2~3割です。
ちなみに、2017年末に仮想通貨のNEMがコインチェックから流出した際に日本経済新聞が調査した被害者の男女比率は男6対女4で意外なほど女性比率が高かったです。
全ての女性が堅実投資を求めているワケではないですが、仮想通貨よりも女性比率が少なくなっている要因は、ソーシャルレンディングの認知度の低さが関係しています。
検索すればネット上に様々な情報が表示されますが、ソーシャルレンディングのことを何かで知るキッカケがなければ、知らないままになってしまいます。

女性は男性に比べて仲の良い友人でも資産運用の話をせず、周囲に内緒で運用をする人が多いです。
特に働いていない専業主婦やパート勤務の主婦や女性は、お金の話を友人・知人とする機会が極端に少ないです。
学生はソーシャルレンディングの需要自体が少ないため、口コミで広がることはありません。
今後、ソーシャルレンディングの市場規模がさらに成長して、ニュースやネット広告などでソーシャルレンディングの認知度が広まれば、女性比率は大幅に高まる可能性があります。

新社会人にはお奨めしたい投資法

ソーシャルレンディングがぴったりな新社会人

学生の場合はソーシャルレンディングで10万円を寝かせて月々500~700円程度の分配金を受け取るのであれば、10万円を好きなことに使いたいと思うものです。
学生時代の思い出は、その先も長く残りますし、学生がバイトで得る1万円と社会人が給料でもらう1万円の価値は違います。
ソーシャルレンディングは幅広い方にお奨めできますが、学生には向いていない投資法です。

新社会人など20代、30代の若者や主婦にはソーシャルレンディングをお奨めできます。
若いうちは給料やボーナスを受け取ったら全部使ってしまう人も多く、お金を貯めても大きな買い物をしたい衝動にかられます。
物欲の大きい一方で、若いうちは給料など現在の収入に満足していない方が多いです。
ボーナスやお金の余った時にソーシャルレンディングで運用する癖を付けると、貯金の苦手な若者でも資産運用する楽しさを実感できます。
貯金はしたいけど、月々のお小遣いは欲しいと思っている若者、主婦の方は是非ソーシャルレンディングにチャレンジしてみてください。

将来は若者・主婦・OL層がソーシャルレンディング市場を盛り上げる

女性を対象にしたものや幅広い世代の男女を対象にしたソーシャルレンディングや投資、お金のアンケート結果を見ると、注目されている投資商品の要素は以下のようになります。

手間がかからない
スマホから投資できる
損失リスクが少ない

以前はFXや仮想通貨などのハイリスク・ハイリターンの投資法が人気でしたが、2018年前半の仮想通貨大暴落や、SNSの普及で失敗した人の話を聞く機会が増えたことで、堅実な考えを持つ人が増えてきています。
最近ではスマホの多機能化で私用のパソコンを持たない若者も増えてきていて、投資や生活のスタイルが変化しています。
市場の変化とソーシャルレンディングの特性はぴったりマッチしています。
年金など将来に不安を持っている人も多いことから、今後は貯金から資産運用に切り替える人が増加して、その中でも若者、主婦、OLがソーシャルレンディングを選ぶ需要が高まっていくでしょう。