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新興国投資=ハイリスクではない

アメリカの不動産投資ファンドは、担保評価や担保内容の開示が国内の不動産ファンドよりも信頼できる内容になっています。リスクの高い事業は相応のリスクヘッジと安全マージンを取っているので、運営会社の不適切運用以外にトラブル事例はありません。

利回りの高い海外事業の魅力とリスク

ソーシャルレンディングと海外事業

ソーシャルレンディングの海外事業は主に発展途上国への事業投資とアメリカを中心にした不動産投資です。
人気の高い投資先の国は不動産やアメリカ、その他の事業はカンボジア、ベトナム、中国、フィリピンなどがあります。
事業内容は不動産、建設業、通信インフラの整備、金融、農業、畜産など幅広い業種の案件があります。
為替差損のリスクもありますが、海外事業は成長性を期待できるため、円建て及び円換算でも確実な収益性を期待できます。
ソーシャルレンディングは厳正な審査を行っているので、新興国通貨のFXや海外の株式、先物取引、エンジェル投資家としての出資に比べるとリスクは低いです。

海外事業の注意点

海外事業のファンドは国内事業とは異なるルールを設けているケースがあります。
利回りだけではなく運用後のルールまで細かく確認してから投資を行いましょう。
海外事業でよくある取引ルールの一例をご覧ください。

満期一括方式を採用しているファンドがある(分配金と元本償還ともに満期時に一括して支払われる)
金利(利回り)は運用状況や為替によって変動する条件になっている
外為事業者を利用して為替ヘッジをしている案件がある
国内では扱わない事業先がある(畜産、農業、人材派遣など)
カントリーリスクがある(戦争、紛争、震災、金融政策の変更など)

海外事業のファンドに興味を持ったら、分配金、元本の支払われるタイミングや金利の変動リスク、為替ヘッジの有無、事業の本質、投資先の国の抱えるリスクを見極めましょう。
国内事業に比べると優良ファンドを見極めるのが困難です。
信頼できる大手ソーシャルレンディング業者はリスクに見合わった利回りのファンドのみ紹介しているので、高利回りの案件は入念な調査を行いましょう。

海外事業=ハイリスク・ハイリターンとは限らない

海外事業は国内事業に比べてハイリスク・ハイリターンのファンドが多いですが、リスクや利回りはファンドごとで大きく変わってきます。
なかには基準利回りが低くて金利変動制の手堅い海外事業もあります。

一例としてクラウドバンクの新興国ファンドをご覧ください。

ファンド名 新興国マイクロファイナンスファンド
利回り 5%(変動)
最低投資額 1万円
投資期間 半年
分配金支払月 3カ月ごと
担保・保証 なし
事業内容 農業にかかる種苗・肥料・農機具や市場での出店スペースの確保

マイクロファイナンスファンドとは新興国の貧困層を対象にした小口融資です。
新興国のマイクロファイナンスローンの年利は平均20~30%です。
クラウドバンクのファンド利回りは5%で低く設定しています。
これは複数の事業者へ小口融資を分散して行い、一部で貸し倒れがあっても利幅を残せる安全マージンを取っているからです。

新興国を支援するのはもちろん、投資家に損失を出させないような計画の中で運用しています。
このファンドはすでに運用終了を迎え、最終的には年利10%相当の分配金が支払われました。
なお、クラウドバンクによると、日本のノンバンクは貸し倒れ率10.46%なのに対してカンボジアのマイクロファイナンスの貸し倒れ率は1.4%になっているため、手堅い事業として紹介されています。

カンボジア マイクロファイナンスプロジェクト
https://crowdbank.jp/funds/microfinance/A00000011#!home

アメリカの不動産投資が人気

人気の高アメリカの不動産投資

ソーシャルレンディング会社のアメリカンファンディングとガイアファンディングはアメリカの不動産投資ファンドを専門に扱っています。
国内外の不動産ファンドを扱うクラウドリアリティは海外ファンドでエストニアの不動産投資を扱っています。
海外事業の不動産ファンドは平均利回りが8~10%ほどで、担保設定あり、アメリカンファンディングとガイアファンディングは為替ヘッジをしています。

海外の不動産投資はハイリスクのイメージを持たれがちですが、フィンテック技術は日本よりも進んでいて、アメリカファンディングの場合、全米シェア1位のZillowによって担保評価を算出しています。
さらに、担保状況も抵当権1位の割合や抵当権2位に残る担保評価まで明確に提示しているので、国内の不動産ファンドよりもクリーンな運営をしています。

海外事業は大きな運用トラブルなし

海外事業は定番の不動産をはじめ、新興国ならではの多様なビジネスがあります。
2018年12月現在、私の知っている範囲では海外事業関連のファンドで元本毀損や大幅な返済遅延の発生するトラブル事例はほとんど聞いたことありません。
唯一挙げるとすれば、グリーンインフラレンディングの海外事業になりますが、こちらは運営会社の不適切運営が原因です。

リスクの高い海外事業だからこそ、厳正な審査と高い専門性のある中でファンドの取り扱いをしているので、過去の実績を見ると信頼性は国内事業以上に感じます。
ただし、カントリーリスクなど国内事業にはないリスクを抱えているのは事実です。
知識のない中で海外事業に全力投資するのは危険です。複数のファンドに運用するポートフォリオの中で分散投資の一つとして海外事業に投資することが望ましいです。
少額運用もしくは低利回りのファンドを選定することを条件に、初心者の方でも積極的に検討してもらいたいお奨めの事業先です。