
設立者から社長交代した後も安定感抜群
スマートレンドは厳選したファンド選定で
高利回り&貸し倒れ・遅延なし

- maneoの都合で募集停止中
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現在、親会社のmaneoより、改めてもう一段階の募集勧誘体制の整備を図りたい申し出を受け、全ファンドで募集停止をしています。
募集再開を確認できましたら、以前との違い等を再評価いたしますので、今しばらくお待ちください。
スマートレンドは2016年4月にスタートしたソーシャルレンディング会社です。
運営会社の規模は小さく、maneoのプラットフォームを使っています。
スマートレンドの創業者「栁澤修 氏」は、ブラジル生まれ米ノースウェスタン大卒、米公認会計士のキャリアを経て、国内の中小企業向けコンサルと事業投資を手掛け、ソーシャルレンディングを提供するため2015年10月にスマートレンドを設立しました。
2017年4月に社長が交代しています。退任理由は「事業が軌道に乗ったので適任者へバトンタッチする」とコメントしています。
栁澤修 前社長は現在、脳波とAIを組み合わせたITベンチャーの社長を行っています。
国際ビジネスと事業投資に強く、アメリカの公認会計士で豊富なネットワークのあった前社長のネットワークによって、手堅くて高利回りのファンドを多数手がけてきました。
貸付先に偏りはありますが、これまで元本毀損、遅延0件の優秀な運用実績を残しています。
スマートレンドの主力事業は3つ
- 香港初のオンライン完結型の消費者金融事業
利回り6.0~7.5%
- クレジット債権を担保にしたエステサロン事業
利回り6.0~7.5%
- 賃貸入居時の保証会社事業
利回り12.0%、原則1ヶ月の短期のみ
スマートレンドは、複数の投資先に分散投資することでリスク分散して高い回収率を可能にするスチームを売りにしています。
しかし、実際の投資は融資先企業の個人客(香港の消費者金融・家賃保証会社)とチェーン展開するエステサロンの店舗の中で分散しているのみです。
事実上は各ファンドで貸付先1社へ依存した内容が中心です。
貸付先企業が経営難になった場合は、関連ファンドが総じて遅延や貸し倒れの起こる可能性があります。
スマートレンドがスタートして約3年になりますが、これまで主要な3社中心に多数のファンド募集を行い、遅延・貸し倒れなく償還してきた実績があります。
利回りも悪くないので、3種類のファンドの全てを高く評価しています。
香港の海外事業ファンドは頻繁に募集しています。家賃保証ファンドは募集頻度が少なくて1ヶ月の短期中心なので主力の運用先にすることはできません。
特定の貸付先に特化した運営方針
スマートレンドは不特定多数の企業への貸付をせず、スマートレンドの主要株主と資本関係がある等、経営体制が十分に把握されて影響力のある企業に限定して融資をしています。
提携業者のみへの貸付はネガティブに感じる面もありますが、他社で不正のあった不動産担保ローンではなく事業の本質に魅力のある内容で、自己資本比率が高い業者への貸付だけを行っています。
これまでの運用実績を考えても、厳選したファンドのみを扱う運営方針は高く評価できます。
ファンドの種類は増えていないものの、2017年7月で累計応募額が23億円だったところが、2019年1月には69億円、9月には90億円以上にハイペースで増えています。
好調の要因は香港の消費者金融のファンドが増えたことです。貸付先企業も成長している様子で今後も安定した運営に期待しています。
管理人の総評リスク分散できる範囲は少ない -
スマートレンドの扱う主要3種のファンドは全てオススメできます。
随時募集を行っているので、資金を寝かせることなく安定した運用をできるので、私も気に入っているソーシャルレンディング会社です。
ただし、金融系や債権、保証に関連したビジネスなので、金利や為替変動など市場全体に悪影響を与える事態になった時は、総じて貸し倒れの起こる可能性があります。スマートレンド内で分散投資する場合、家賃保証は短期のみなので実質は香港の消費者金融と国内のエステサロンのクレジット債権担保付きファンドの2種類しかありません。
この2種類に全力投資をするのはリスクがあります。募集ファンドは多くても貸付先が限られているので、他のソーシャルレンディング会社と併用して分散投資しましょう。
他社のファンドと分散投資する場合は、元本毀損・遅延なしの実績があるので、スマートレンドへ投資する比重を大きくしても問題ないでしょう。
