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主力ファンドの事業内容はファクタリング

ファンドごとの募集金額が小さいので累計応募額は大手に比べて劣っていますが、これまで300件以上の短期案件ファンドを扱い、元本毀損・返済遅延なしで運用を続けてきた実績は素晴らしいです。事業詳細や保全状況などを公開してクリーンな運営を行っています。

さくらソーシャルレンディングは担保&保証付きで
貸し倒れ・延滞0件の実績

さくらソーシャルレンディングのスクリーンショット画像
商標名
さくらソーシャルレンディング
運営会社
さくらソーシャルレンディング株式会社
会社設立
2016年9月21日
サービス開始
2016年9月
資本金
30,000,000円
累計応募額
15億円以上(2019年9月現在)
会員数
非公開
平均利回り
5.0~10.0%
主要案件
小規模事業(不動産、金融、リースなど)
最低単価
2万円~
maneoの都合で募集停止中

現在、親会社のmaneoより、改めてもう一段階の募集勧誘体制の整備を図りたい申し出を受け、全ファンドで募集停止をしています。
募集再開を確認できましたら、以前との違い等を再評価いたしますので、今しばらくお待ちください。

さくらソーシャルレンディングは地方の小規模事業に特化したソーシャルレンディング会社です。
maneoのプラットフォームを利用していて、案件の大半はさくらソーシャルレンディングの関連会社を経由して地方の小規模事業へ貸付を行っています。
ここ最近は利回り6.0~7.5%の案件が中心で、以下のファンドをシリーズ化して継続的な募集をしています。

不動産サブリーズ業(さくら関東(東京)セレクトファンド)
債権買取による金融サービス業(さくら北海道(札幌)セレクトファンド)
不動産事業(さくら近畿(大阪)セレクトファンド)
ホテルおよびリゾート施設の運営による観光業(【不動産担保付】さくら九州セレクトファンド)

多くのファンドで、複数の案件への分散投資になっています。
担保は事業に関連したものだけではなく、貸付先の保有する不動産に抵当権第1順位の担保設定を行っています。
担保評価額は5億円以上のものが中心で、ファンドのシリーズ合算で見ても十分な評価額です。

主力のファクタリング事業とは?

さくらソーシャルレンディングの主力になっているのは、「さくら北海道(札幌)セレクトファンド」で2019年1月20日現在、117号までの募集を行っています。
事業内容は主に債権買取のファクタリングです。
ファクタリングとは将来入ってくる売掛債権を買取して、長期売掛サイトに悩む事業者の資金繰りを改善させるものです。

ファクタリングは、銀行や大企業も扱う注目度の高い金融サービスですが、一部で民間業者が赤字決算や税金滞納をしている企業への資金提供を中心にした運営をしているケースもあります。
ファクタリングに関連したネガティブなネット記事が出ることもありますが、さくらソーシャルレンディングの扱うファクタリングは、医療機関の診療報酬債権および、介護事業者への介護報酬債権など公的保険を相手にした売掛債権買取が中心です。
ファクタリングの中でも安全性の高いカテゴリーで、売掛先が民間企業ではなく保険組合などから直接入金されるので回収に失敗するリスクが極めて低いです。
運用期間は6~12カ月が中心で、これまで多数の償還が行われています。
安定した運用実績が付いてきたことで満額成立になるケースが増えています。

貸し倒れ・返済遅延は0件

2016年にスタートして、大半の案件は数千万円規模なので累計応募額は少ないですが、これまで300件以上のファンドを募集してきた実績があります。
過去に貸し倒れ、返済遅延を起こしたことはなく、高利回り案件も含めて安定した運用を行っています。

貸付先事業に失敗した事例がないので、抵当権第1順位に設定されている担保評価額の信ぴょう性や、回収能力については不透明です。
北海道、関東、近畿など地域のファンドごとに特定の貸付先に集中しているので、地域を分けて複数の案件に分散投資しておくと安心です。
過去には利回り10%の案件で担保なしの条件で募集したケースもあるので、案件ごとの詳細をしっかり確認しておきましょう。

2019年に入ってからソーシャルレンディング業界全体でネガティブなニュースが続いてた影響で、現在はmaneoファミリーの応募率が低下しています。
さくらソーシャルレンディングは、直近でも満額成立を連発させてmaneoファミリーの中で一際元気な存在です。
一口の募集金額が少ない影響もありますが、短期案件を中心に多数の元本償還実績を残したことが評価されているのでしょう。

管理人の総評安定感は高いが運営会社の実績が不安材料

多くの案件はさくらソーシャルレンディングの関連会社を仲介したお金の流れになります。
関連会社が経営難になった場合は、ファンドの種類を問わず総じて返済遅延や貸し倒れが起こるリスクもあります。
運営会社の規模と実績はそれほど高くないので、さくらソーシャルレンディング1社に全力投資するのは危険です。

貸付先の事業内容や保全状況は魅力を感じられる内容で、これまでの運用実績は素晴らしいです。
管理人の個人的な価値観では案件ごとの運用期間と利回りのバランスが良くて、積極的な投資を検討しやすいです。
以前は案件の少なさがネックになっていましたが、最近は北海道ファンドが好調で募集頻度が高まってきました。

ブログで新しく扱おうとしているフォンドへの視察レポートを紹介することもあり、クリーンでオープンな運営方針を評価できます。
複数のソーシャルレンディング会社への分散投資を手間に感じない人であれば、口座開設をオススメしたい優良ソーシャルレンディング会社です。