
安全だけど課題もあるオーナーズブック
OwnersBookは元本毀損0円

(資本準備金とあわせて26億6,000万円)
元本毀損0円で抜群の安定性
オーナーズブック(OwnersBook)は2014年9月に国内初の不動産特化型ソーシャルレンディングとしてスタートしました。
現在は複数社ある不動産系業者の中でも1番人気になっています。
扱っているのは銀行融資で足りなかった部分を補うメザニンローンが中心で、ミドルリスク・ミドルリターンの投資を提供しています。
創業メンバーには不動産投資のスペシャリストが集い、東京都内を中心に信頼性の高い案件のみを扱うことで元本毀損0円、長期延滞なしの抜群した安定感を見せています。
口コミで広まっていき、現在はファンド募集すると早々に申込金額に達成するクリック合戦が行われています。
都内の好立地物件に特化
オーナーズブックが扱う物件は東京23区内の好立地物件が中心で、募集要項で物件の概要が紹介されています。
詳しい番地はソーシャルレンディングのルール上、非公開になっていますが所在地の区や築年数など物件概要の詳細を公開したクリーンな運営を行っています。
扱っているファンドはマンション一室を担保にしたメザニンローンが中心ですが、空室率の低い物件のみを扱うことで抜群の安定感を誇っています。
1回の募集金額が少ないのもクリック合戦になる要因で、2019年1月まで約150のファンドを募集して71億円の累計応募額を達成しています。
運営期間が長く、すでに元本償還完了したファンドも多数あります。
過剰資金のできた時に、すぐに応募できる安定感はありませんが、手堅い投資をしたい方にオススメです。
平均利回りが低下
オーナーズブックの平均利回りは4.5~14.6%です。
最後に利回り10%超えを達成したのは2016年11月に応募した6か月の短期案件(14.6%/年)です。
それ以降は利回り6.0%/年以下の案件が中心になっています。
他社で相次ぐ不祥事の起こったことをキッカケに審査基準を厳しくして、高利回りを条件にした貸付を慎重に行っている様子です。
高利回りにこだわらず安定感を売りにして会員を増やした環境の変化も影響しているのでしょう。
幅広い投資家から人気業者である一方で、オーナーズブック一本で運用する人は減少傾向です。
人工知能査定のAI-Checkerを開発
運営会社のロードスターキャピタルは人工知能で、様々な角度からオフィスビルのキャップレート、そして不動産の価値を算出する「AI-Checker」を開発して一般公開も行っています。
ロードスターキャピタルの投資判断にも重要な影響を与えていて、熟練スタッフとAIの双方でどこよりも高精度の不動産鑑定を行い、信頼できる物件のみソーシャルレンディングのファンドで資金調達しています。
不動産とテクノロジーを融合させた「不動産テック」に強い思いを持っていて、上場して集めた資金を品質向上する目的で積極的な設備投資をしています。
2012年に同じ志を持った3名が12坪の小さいオフィスでスタートしたベンチャー企業が、創業から僅か5年の2017年に上場を果たしたのは、市場のニーズを捉えて高品質で安全なサービスを提供してきたからです。
管理人の総評安全性は業界ナンバーワン -
これからソーシャルレンディングを始める人は、最初の投資で失敗したくないと思っていることでしょう。
過去に受け取った分配金(累計含み益)を作ってから、高リスク高利回りのファンドへの投資を検討するのがセオリーです。
オーナーズブックはファンドの募集頻度が少なく、毎回早期完売になりますが、貸し倒れリスクの低さと過去の実績は業界トップです。
2017年に上場を果たして運営会社の信頼性はさらに高まりました。
定期的な投資をしていきたい人は他のサービスと併用しないと難しいですが、ソーシャルレンディングをするなら必ず会員登録をしておくべき超優良会社です。
募集するファンドの平均利回りは低下していますが、それだけ安全性の高い証拠です。
元本毀損0円の実績を大きくアピールしているので、今後も看板を傷つけない運営を続けていくことでしょう。
