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大手の参入で初心者の利用価値が半減

過去に返済遅延や元本毀損を起こした事例はありますが、投資家への説明や担保差し押さえ、売却などは運営会社として適切な内容でした。多彩なジャンルを扱っている分だけ、案件ごとの危険性に波があるようです。

maneoは中級者向け?特徴と利用時の注意点

maneoのスクリーンショット画像
商標名
maneo(マネオ)
運営会社
maneoマーケット株式会社
会社設立
2007年8月30日
サービス開始
2008年10月
資本金
308,518,500円
累計応募額
1,545億円以上(2019年1月現在)
会員数
84,000人以上
平均利回り
5.0~9.5%
主要案件
不動産投資、ホテル、再生エネルギーなど
最低単価
3万円~

ソーシャルレンディングのパイオニアで実績No1

maneoは2008年10月に日本初のソーシャルレンディングとしてサービスを開始しました。
業界のパイオニア的存在で、累計応募額・会員数ともに業界1位かつ、新規案件の取り扱い件数も業界トップクラスです。
案件が豊富なので、運用額が大きくて分散投資したい方に最適です。
多彩な業種のファンドを扱っていて、これまで募集したファンドの総数が多いことも関係していますが、過去に返済遅延や元本毀損を起こした事例もあります。

返済の滞るファンドの割合は低く、貸し倒れが起こりそうな時も担保の差し押さえや売却状況などを逐次報告しているので、運営会社としての責務はしっかり果たしていたと評価できます。
常時募集中のファンドを複数件用意しているので、お金に余裕ができた時にどんどん追加投資したり、運用金が大きくて定期的にファンドへ応募しないと寝てしまう資産の大きい人にオススメです。
maneoで扱っているファンドは全て安全というワケではないので、ファンドごとの信頼性を判断して投資する必要があります。

業界初のステータス制を導入

2017年10月16日にソーシャルレンディング業界では初のステータス制を導入しました。
会員の保有資産に応じてランク分けして、特定のファンドのみ応募できる会員を制限する制度です。
新規会員とベテラン会員を差別化する取り組みに反発する声もありましたが、会員数が多くなると管理も大変になるので必要な取り組みです。
将来的には会員の増えた他社もステータス制を導入するかもしれません。

maneoでは保有資産に応じて以下の会員に区分されています。

ダイヤモンド 3,000万円以上(1年)
プラチナ 1,000万円以上3,000万円未満(6か月)
ゴールド 500万円以上1,000万円未満
ブロンズ 100万円以上500万円未満
レギュラー 100万円未満

()内は保留期間で、一度プラチナ以上に認定されると、その後は残高を下回っても保留期間は会員ステータスを維持できる制度です。
ルール上は新規会員でも一度3,000万円預けて、ダイヤモンド認定されてから資産の大半を引き出しても1年はダイヤモンド会員を維持できます。

ブロンズ以上に限定して公開されるファンドの数は少ないですが、募集開始数分で完売になる人気案件が出ることもあります。
レギュラー会員向けのファンドも、利回りに対してのリスクは上位会員ランク限定案件と大きな違いはありません。
私の知る限り、ブロンズ以上の限定案件で貸し倒れの起こった実績はありません。ただしステータス制が導入されてからの期間が短いので、上位ランク限定案件なら安全だと言い切ることはできません。

できればゴールド会員以上を目指したい

2019年1月に募集していた事業性資金支援ローンファンド(案件1:C社、案件2:AN社)では、会員ランクに応じて利回りと運用期間に差をつけていました。

1415号

会員区分:なし(レギュラーで応募可能)
運用期間:2カ月
利回り:8.2%

1416号

会員区分:なし(レギュラーで応募可能)
運用期間:3カ月
利回り:8.4%

1417号

会員区分:なし(レギュラーで応募可能)
運用期間:4カ月
利回り:8.6%

1418号

会員区分:ブロンズ以上
運用期間:5カ月
利回り:8.8%

1420号

会員区分:ゴールド以上
運用期間:6カ月
利回り:8.9%

同じ融資先のファンドですが、5カ月以上の長期はブロンズ以上でないと応募できません。
運用期間が長いほど利回りも優遇されています。
これだけ見ると、レギュラー会員が不利に見えますが、私がチェックした際に進捗で一番進んでいたのは2カ月運用の1415号でした。
同時募集をしていることから、運用期間が短いと優先して元本償還が行われるため、安全性が高いと評価されたのでしょう。

2番目はゴールド会員以上の1420号でした。投資家1人あたりの単価が大きいことが予想されます。
ただし、1420号は運用期間が長いため、事業に失敗した際は返済遅延や元本毀損の起こるリスクが高いです。
会員ランクが高いと対象案件や運用期間、利回りの選択肢が広くなりますが、レギュラー向け案件が上位ランク限定案件より劣っているとは言いきれません。

プラットフォームを外部に提供

ソーシャルレンディングを行うには第二種金融商品取引業の登録をしないといけません。
maneoでは、プラットフォームを他社に提供し、maneoが募集元になる複数の派生ブランドを用意しています。
maneoは運営会社のmaneoマーケット株式会社が独自にファンドの募集をするサービスです。
派生するサービスは提携会社が案件の選定を行い、maneoの審査に通過してから、maneoのプラットフォームを使い独自サイトで募集しています。
サービス提供元はmaneoになるので、関連サービスで問題が起こるとmaneoが行政処分を受けます。

管理人の総評中級者以上は登録必須

初心者は業界最大手の看板に弱いです。以前はソーシャルレンディングをするなら最初に登録するべき業者と紹介していましたが、大手の参入も相次いで、元本毀損率の低いサービスもある中で、maneoからソーシャルレンディングデビューするメリットは薄れています。
ファンドの取り扱い件数や、返済遅延リスクの低さは高く評価できます。豊富な資金で幅広い案件(異なる投資先)に分散投資すれば、maneo1社への投資でもトータルでマイナスになるリスクは低いでしょう。
ただし、ファンドを募集する審査基準は低めで、返済遅延や元本毀損を起こす可能性は他の優良会社に比べると高いです。
ソーシャルレンディング歴が長くなって、資金力やファンドを見極める判断力がついてからmaneoを活用すると良いでしょう。

ステータス制が導入されましたが、誰でも上位会員限定ファンドの募集状況を確認することができる点を評価できます。 最初は無理してランクを上げる必要はなく、利回りや運用期間よりも安全性を優先してください。

maneo公式サイトはこちら