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フィンテックピッチコンテスト優勝の実力

不動産特定共同事業法を利用したクラウドファンディングサービスはクラウドリアルティとタテルファンディングの2社が扱っています。クラウドリアルティは一部ファンドで優待を用意することや、事業再生で店舗などの事業運営するのが特徴です。

大手が多数出資するクラウドリアルティ

クラウドリアルティのスクリーンショット画像
商標名
クラウドリアルティ(Cloud Realty)
運営会社
株式会社クラウドリアルティ(Crowd Realty, Inc.)
会社設立
2014年12月
サービス開始
2017年1月
資本金
非公開
累計応募額
6億円以上
会員数
非公開
平均利回り
5.0~10.0%
主要案件
不動産事業
最低単価
5万円~

大手が多数出資する不動産専門業者

クラウドリアルティ(Cloud Realty)は不動産事業に特化したソーシャルレンディング会社です。
通常のソーシャルレンディングは匿名組合を作り、投資先の事業や取得不動産の詳細が非公開になりますが、クラウドリアルティはファンドで集めた資金で取得した不動産物件の投資利益を分配する不動産特定共同事業法を利用したクラウドファンディングサービスです。
貸付ではなく共同取得の形を取っているので、物件や調達資金の用途が公開されます。
仕組みはタテルファンディング(TATERU)と似ています。

クラウドファンディングと公募REITの仕組みを掛け合わせるコンセプトを持っていて、古民家再生や店舗の出店など土地を取得して開発するのではなく、中古物件をリノベーションするファンドが多数あります。
遊休不動産の再生やリノベーションにより新たな価値を創造していくことをコンセプトに、銀行融資を受けにくい古い建物に手を加えることで新たな付加価値を与えるビジネスモデルです。
不動産事業の中では、銀行が敬遠する分野でハイリスクに感じるかもしれないですが、クラウドリアルティは多くの大企業から出資を受けています。
証券会社、メガバンク、大手不動産会社、ベンチャーキャピタルの資本が入っているので、プロ集団が手がける信頼性の高い不動産再生事業だと評価できます。

株式会社クラウドリアルティの主要株主

経営陣、カブドットコム証券株式会社、グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合、新生企業投資株式会社、株式会社新生銀行、FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合、三菱地所株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合

高利回り&一部優待特典あり

クラウドリアルティは主に中古不動産の再生を行うため、新築に比べて利幅が大きいビジネスモデルです。
過去に募集したファンドの利回りは5~10%で平均7%以上です。
さらに飲食店など一部のプロジェクトは優待特典が用意されます。
魅力的な優待を受けるには300万円以上の出資を求められることもあり、還元率こそ低いものの、おおいた和牛プロジェクトでは指定高級温泉旅館で使えるおおいた和牛のフルコース付旅行券(最大10万円相当)がプレゼントされました。
大手が手がける事業に共同出資で参加して年利6%の運用を期待できることに加えて、高級旅館へ宿泊できる優待が引退したシニア世代から人気を集めました。
出資先事業のプロジェクト詳細や、責任者の動画PRなどを見れるクリーンな運営も評価されて、これまで全ファンドで満額成立しています。

海外事業も展開

クラウドリアルティではエストニアに現地法人を置き、不動産担保ローンの海外事業を行っています。
海外の現地法人が融資先を開拓し、開発ではなく不動産担保ローンで事業融資などを行うビジネスモデルです。
素人には事業の信憑性を判断しにくい事業ですが、運営事業者の信頼性があって毎回早期完売する人気案件になっています。
運用期間が長い国内案件に比べて、不動産担保ローンの特性から1年前後の短期運用になる点が人気を集めている要因です。

なお、クラウドリアルティが招待制でベータ版を公開する直前の2016年12月には、一般社団法人FinTech協会が開催した「FinTech Japan 2016 ~FinTechのこれから」にて12企業のピッチコンテスト(壇上プレゼン)でクラウドリアルティが優勝しました。
全てのローンで、勝算のあるビジネスモデルをしっかり説明していることもあって、最新ビジネスに敏感な投資家から人気を集めて成長した企業です。

クラウドリアルティの特徴と注意点

クラウドリアルティは以下の特徴があります。

運用期間が長い

国内案件の多くは3~5年の長期運用

募集件数が少ない

2019年2月26日現在、国内11、海外3のプロジェクトを提供。
一般的なソーシャルレンディングのファンドのように、1つのプロジェクトを複数のファンドで募集する方法はとらず、プロジェクトごとにまとめて募集しています。
大きいプロジェクトでは募集額が1億円を超えることもあります。

Facebookでの情報配信が豊富

プロジェクトの進捗や、メディア出演情報、提携企業との取り組みなどをFacebookの公式ページで随時公開しています。
クラウドリアルティに投資するならSNSのチェックが必須です。

事前予約で入金手数料のみ有料

クラウドリアルティのシステムは、口座開設後に出資申込をオンライン上で行って、成立した金額を入金します。
入金時の手数料は投資家負担、分配金や元本償還などの出金手数料は無料です。
クラウドリアルティの口座の中に運用しない資金を預けることはありません。

管理人の総評運用期間の長さと元本償還実績の少なさがネック

クラウドリアルティの経営陣や株主、提携会社は信頼性抜群です。
不動産事業の中ではリスクがあるビジネスモデルですが、プロ集団による運営なので信頼性は高いです。
運営会社の不適切運営などで、貸付先が軒並み遅延するような事態は考えられません。

実績が少なく成長中のソーシャルレンディング会社ですが、将来性の高さは業界トップレベルです。
興味を持った方は積極的な投資をおすすめしたいですが、私は運用期間の長さがネックになります。
魅力的な優待をもらうには多額の出資を求められることもネックです。
退職金の運用など資金力があって、長い時間軸で見れる人にはオススメですが、サラリーマンの副業で考えた場合、運用期間が長い分だけ資産の流動性を失う点がネックになっています。

私は数ヶ月から1~2年程度の短期ファンドを中心に資金を回転させたい運用方針を持っています。
頻繁に応募するのが面倒な方や、運営母体がしっかりした所にまとまった資金を投資したい方に最適なソーシャルレンディング会社です。
ワークスペース創出プロジェクトや海外事業など、短期案件もあるので、初心者の方も口座開設しておけば、どこかで役立つ場面が訪れるでしょう。

クラウドリアルティ公式サイトはこちら