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クラウドバンクが扱う3種類の融資先事業

元本既存なし・回収率100%で840億円以上の元本償還を行った業績はソーシャルレンディング業界1位です。第1種金融商品取引業の登録を受けている実績は伊達ではありません。 6~7%で募集するファンドの利回りが安定している点も魅力です。

行政処分後に優良業者に変身した「クラウドバンク」

クラウドバンクのスクリーンショット画像
商標名
クラウドバンク(CrowdBank)
運営会社
日本クラウド証券株式会社(クラウドバンク株式会社100%子会社)
会社設立
2013年2月(みどり証券を買収)
サービス開始
2013年12月
資本金
100,000,000円
累計応募額
1,218億円以上(2020年12月現在)
会員数
非公開
平均利回り
実質平均 7.09%(目標利回り5.2~7.4%)
主要案件
再生エネルギー、不動産担保ローン、海外事業(ドル建て不動産担保ローン)
最低単価
1万円~

行政処分と遅延の履歴はあるけど元本既存なし

クラウドバンクはソーシャルレンディング事業を立ち上げるために、クラウドバンク社が2013年にみどり証券を買収してできた会社です。
日本初の証券会社が運営するソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)で、第一種金融商品取引業者に登録しています。
2015年7月と2017年5月に2回の行政処分を受けています。その後も一部で遅延発生ファンドがあったものの、これまで元本毀損なし・回収率100%の運営を続けています。

過去に問題があったのは事実ですが、問題点を解決して必要な情報を出来る範囲で開示するなど、過去の反省点を活かした業務改善を行っています。
昨今は、行政処分を受けたり大量遅延トラブルを起こしたりする業者が増えていますが、クラウドバンクは過去に問題を起こした中で立ち直した唯一の事例です。

行政処分および遅延発生状況

2015年5月(1回目の行政処分)

処分内容:3ヶ月の業務停止命令
問題点分別管理を適切に行っていない状況
顧客に対し必要な情報を適切に通知していないと認められる状況

改善点

増大する取引量を発生当日にシステム処理が追いつかない状況だった。
システムのアップデート、経営体制の強化などで改善、第一種金融取引業を持っている影響で、第一種業務及び第二種業務に係る顧客預り金残高を正確に把握できず、一時的に適切な分別管理ができていなかった点を改善。

2017年5月(2回目の行政処分)

処分内容:業務改善命令
問題点手数料返還キャンペーンの手数料が還元されていなかった
平成28年1月から7月までの投資案件で事実関係と異なる融資を行っていた

改善点

手数料返還キャンペーンの支払いを早期実施
事実関係と異なる融資は前社長の問題、前社長を解任し該当ファンドを全額返済実施

行政処分後の遅延状況

2018年1月に一部の太陽光発電ファンドで遅延が発生しました。
遅延の理由は認可が降りることが遅延したため、売却決済も遅延して元本償還遅延が発生。
2月22日に約1ヶ月の遅延期間を経て全額返済されました。

2020年6月、カリフォルニア不動産ローンファンドの一部で延滞が発生しましたが、計画が1ヶ月遅れた理由で、その後は遅延分を含めて支払いが継続されています。

2020年8月現在は、累計応募額1,064億円に対して841億円の元本償還実績を残し、これまで元本既存を起こしたことがありません。
業界屈指の元本償還実績がクラウドバンクの魅力。これだけ多くのファンドを扱い、遅延が2件でともに1ヶ月程度の短期遅延の内容は素晴らしいです。

クラウドバンクの特徴

クラウドバンクは2013年の運営開始以降、SBI、maneoに次ぐ業界3位の応募金額を集めてきた老舗業者です。
2018年以降は以下の3つの事業を軸にしています。

太陽光発電
国内の不動産担保ローン
アメリカの不動産担保ローン

2回目の行政処分を受けた後には、お客様本位の業務運営に関する方針を打ち出し、できる限りの情報開示と保全措置を行うなど、お客様の利益追求を行う運営方針に変わりました。
資金使途に関する外部監査を導入したため、担保評価はもちろん、事業内容の信頼性も非常似高いです。

お客様本位の業務運営に関する方針
https://crowdbank.jp/fiduciary-duty/

匿名組合による事業資金への貸付ファンドという特性で、全ての情報をオープンにしていませんが、事業毎にできる範囲の情報を開示しています。
太陽光発電は発電出力規模、売電予定単価、設置場所の都道府県。
不動産担保ローンは市町村、最寄り駅と徒歩時間、用途地域など番地以外の幅広い情報を開示しています。

外部監査を入れたクリーンでオープンな運営と、過去に2度の行政処分を起こしておきながら、元本毀損を起こさなかった実績が評価されて、現在でも募集ファンドの大半は満額成立する人気を集めています。
2018年3月期決算では年間運用額が創業以来最高を記録し、運営事業者の決算が赤字から大幅黒字に転換するなど大きな成長を遂げました。
その後は2019年・2020年(ともに3月期決算)でも増益を続けています。

利回りが安定している

クラウドバンクは安全性と魅力的な利回りの両立をコンセプトにしていて、募集するファンドの利回りは最低でも6%、高くても7%台で安定しています。
運営事業者の手数料は上限2%かつ、ファンド毎に投資家へ開示しています。
借り手側は10%未満の金利で借入ができるので、ビジネスローンおよび不動産担保ローンの中でも魅力的な条件になっています。

また、累計応募額が100億円単位の節目を上回った際には、年利2%相当の分配金を上乗せするキャンペーンを実施するケースがあります。
高利回り=ハイリスクではなく、キャンペーンは事実上、運営事業者の利益をなしにした対応をしています。
ファンドの安全性、融資先への貸付利率は他のファンドと変わらないので、魅力的な高利回りファンドです。

管理人の総評他社のトラブルで人気上昇

2018年から2019年にかけて、大量遅延を発生させるなどトラブルを起こすソーシャルレンディング会社が増加しました。
人気の高いトラストレンディングによる元役員の不正が明らかになるなど、開示されるファンドの情報そのものの信憑性が問われる状況になっています。
クラウドバンクも過去に元社長の不適切運営があったものの、外部監査を導入して可能な範囲の情報を開示するなどして信頼性が高められました。
クラウドバンクは他の業者がお手本にするべき運営方針を持っていると評価しています。

私は全ファンドの平均利回りの目標値を7%前後にしているので、クラウドバンクの平均利回りと合致しているのも気に入っている理由です。
業界3位の累計応募額に加えて、リファイナンス(借り換え)によるファンド募集をほとんど行っていないので、運用実績は数字以上に高く評価できます。
以前は事業内容を見ると相応のリスクを感じる部分もあり、600を超えるファンドで1件も事業失敗がないのは不自然に感じる部分もありました。
その後は840億円以上のファンドを滞りなく償還した実績を残しているので実力は間違いなく本物でしょう。
初心者の方にもおすすめできる優良業者のひとつです。

クラウドバンク公式サイトはこちら