ページ上へ

不動産転売と元金一括返済の相性

他社の不祥事によって、利回り8%のファンドへの応募状況が悪くなっています。高利回りファンドしか資金調達できない状況が続くと将来的な運営に支障が出る懸念があるので、アメリカンファンディングは様子を見た方が良さそうです。

アメリカンファンディング

アメリカンファンディングのスクリーンショット画像
商標名
アメリカンファンディング(AMERICANFUNDING)
運営会社
アメリカンファンディング株式会社
会社設立
2015年7月30日
サービス開始
2016年7月
資本金
50,000,000円
累計応募額
25億円以上(2019年2月現在)
会員数
4,000人以上
平均利回り
8.0~10.0%
主要案件
アメリカの不動産事業
最低単価
2万円~

アメリカンファンディングの仕組み

アメリカンファンディングは名称の通り、アメリカの不動産事業を専門に扱うmaneoファミリーのソーシャルレンディング会社です。
海外不動産専門ですが、全件で為替ヘッジをしていて円建ての募集を行っています。
根本的にドル/円は流動性の低い通貨なので為替差損のリスクは低いでしょう。

案件はカリフォルニアとテキサスが中心で、 担保評価はアメリカで実績豊富なZillow評価、Redfin評価の2つを使っているので信ぴょう性が高いです。
2019年2月5日現在、貸し倒れ・遅延情報はありません。
ただし、maneoグループで同様ビジネスモデルを持っているガイアファンディングと似ていて、2019年1月に全件遅延を起こしたガイアファンディングの二の舞になるのではないか?という不安の声が多く聞かれます。
現在も安定した新規ファンドの募集をしていますが、全力投資は危険です。

転売ビジネス中心でガイアファンディングと共通点多数

アメリカンファンディングの扱う不動産事業は債権買取や開発による転売を軸にしています。
これはmaneoのシステムと決別して全件遅延問題を起こしたガイアファンディングと同じです。

2018年2月5日現在、ガイアファンディングの遅延問題は解決しておらず、全貌も完全に見えていません。
私が現時点で把握している情報や見解を簡単にまとめると、ガイアファンディングは以下の理由で遅延を起こしました。

1.転売目的の不動産事業は毎月の分配金が大きな負担になっていた
2.分配金の負担が大きく、不足資金を新たなファンド募集や借り換え等で対応して資金を回していた
3.maneoファミリーのグリーンインフラレンディングの不正によって、同じくmaneoファミリーのガイアファンディングのファンド応募が減少した
4.資金が回転しなくなってmaneoに満期一括返済の変更を申し入れたが、毎月分配を強みにするmaneoから断られた
5.ガイアファンディングはmaneoのスチームに見切りをつけて、事業失敗ではなく運営者の意思で全件の分配金支払いを停止させた
6.事業完結(不動産売却)もしくは借り換えによる元本償還を目指している

全件遅延が発生してから満期を迎えたファンドがほとんどない状況なので、不透明な要素が強く、満期一括返済や元金一括返済ではなく、事業そのものや運営企業の財務状況に問題がある可能性もゼロではありません。
元金一括返済で分配金を毎月支払うスチームがアメリカのビジネスに馴染んでいないのであれば、アメリカンファンディングも同様の悩みを抱えている可能性があります。
唯一違うのは、募集するファンドや事業案件の平均調達資金が、ガイアファンディングよりアメリカンファンディングの方が少ないことです。
ガイアファンディングの場合は、適切な担保設定を行う不動産事業そのものには問題ないけど、借り手が利息を払う体力(財務状況)に問題がありました。
アメリカで不動産事業を行う運営する関連子会社が異なるので、ガイアファンディングの二の舞になるとは言い切れません。
現時点ではガイアファンディングの問題が解決していないことや、アメリカンファンディング自体の運営実績が乏しいことから慎重な投資判断をした方が良さそうです。

高利回りファンドが人気

アメリカンファンディングの利回りは最低8%、最高10%前後の狭いレンジで安定しています。
最近では10%の高利回りファンドが満額成立する比率が高くなっています。
ガイアファンディングをはじめ、maneoファミリーの相次ぐ遅延トラブルによって、maneoファミリーは問題を起こすと全件遅延するイメージが強くなったのでしょう。
利回り8%も10%もリスクは大きく変わらないので、それなら高利回りファンドに投資した方が堅実だと判断する投資家が増えています。
当然の投資判断だと思いますが、10%の利回りを提示しないと資金を集められない状況が続けば、現在の資金繰りは良くても将来の運営に支障を来す懸念があります。

管理人の総評少額投資ならする価値あり

アメリカンファンディングはガイアファンディングの全件遅延で風評被害を受けています。
これまで遅延・延滞0件で、多数の元本償還を行った実績がありますが、投資家からの信頼を大きく落としてしまいました。
アメリカンファンディングは半年から1年程度の短期ファンドが多数あるのでガイアファンディングよりも元本償還実績が豊富です。
全面的な信頼はできませんが、信頼できる担保評価のファンドが多数あるので、少額なら投資する価値があると思います。
初心者にはオススメできませんが、利回り10%のファンドをポートフォリオに組み入れたい方は、他のソーシャルレンディング会社への分散投資をすることを条件に挑戦してみる価値があります。

アメリカンファンディング公式サイトはこちら