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リスクに見合うリターンがある投資先

ソーシャルレンディングの事業者選びは大手を使えばいいものではありません。借り手企業のビジネスモデルや運営事業者の管理・審査体制が重要です。元本毀損や遅延の有無と、遅延発生時の運営の対応が重要なポイントです。

ソーシャルレンディング事業者一覧

各事業者のロゴ一覧

ソーシャルレンディングでもっとも重要なのは、ソーシャルレンディング事業者選びです。
最終的には投資するファンドの信頼性でリスクが決まりますが、優良業者は元本毀損0件、返済遅延0件の運営実績を持っています。
ファンドに対しての審査や利息・利回りの選定をするのはソーシャルレンディング事業者です。
適切な審査と条件提示をしている運営事業者のファンドであれば、無条件で投資をしてもリスクが低い場合もあります。

昨今は運営会社の不適切運営によるトラブルが増えています。
ラッキーバンク、みんなのクレジット、グリーンインフラレンディングなどの行政処分を受けた業者のほか、ガイアファンディングのように全件遅延の発生する事例も起こっています。
特定のソーシャルレンディング事業者の中で、複数のファンドへ分散投資してもリスク回避にはなりません。
信頼性の高い業者に絞り込んで複数のソーシャルレンディング会社に分散投資すれば、トータルでマイナス収支になるリスクを軽減できます。

私がこれまで実践した投資経験と徹底したリサーチで厳選した優良ソーシャルレンディング事業者を一覧にまとめました。
当サイトでは厳選業者のほかにも、全24社の紹介を行っています。
公式ページの情報も含めて自分自身でも比較した上で納得して投資できるソーシャルレンディング事業者を選定してください。
各事業者の主要なポイントと実績を分かりやすくまとめているので、これからソーシャルレンディングを始める初心者に役立つ情報になっています。

SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディングのスクリーンショット画像
商標名
SBIソーシャルレンディングのスクリーンショット画像
SBIソーシャルレンディング
運営会社
SBIソーシャルレンディング株式会社(SBIグループ100%出資)
会社設立 サービス開始
2008年1月 2011年9月
資本金 累計応募額
1,000万円(設立時1億3,450万円) 1,638億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
2.5~10.0% 1万円~
主要案件
不動産投資、海外事業、オーダーメイド型ローンファンドなど

SBI証券や住信SBIネット銀行など、金融業で大きな実績を残すSBIグループに属する企業が運営しているソーシャルレンディング会社です。
2011年にスタートして、運営機関、累計応募額、会員数は全てmaneoに次ぐ業界2番手です。
2019年の成長率は業界1位です。

大手のネットワークを活かして募集額10億円以上の大型案件を多数手がけてきた実績があり、ファンドの種類は少ないものの単価の大きさで勝負してきました。
多彩な案件を扱っているので、元本毀損や遅延を起こした事例もあります。
2018年には30億円規模の大型融資で遅延を起こしましたが、、4か月後には70%。最終的には平均94%を償還して大手ならではの対応力が投資家から高く評価されました。
業界でも珍しい常時募集中のファンドもあり、2019年は幅広いジャンルのファンドで募集頻度が増えました。
資金を寝かせることなく安定した運用および元本償還を期待できるので、今もっともおすすめできるソーシャルレンディング会社だと評価しています。


SAMURAI(サムライ)FUND

SAMURAI(サムライ)FUNDのスクリーンショット画像
商標名
SAMURAI(サムライ)FUNDのスクリーンショット画像
SAMURAI FUND(旧SAMURAI証券 投資型クラウドファンディング)
運営会社
SAMURAI証券株式会社(ジャスダック上場「SAMURAI&JPARTNERS株式会社」100%子会社)
会社設立 サービス開始
2002年2月 2015年5月
資本金 累計応募額
495,596,016円 35億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
3.0~10.0% 1万円~
主要案件
小規模事業、不動産事業者向け貸付

SAMURAI FUND(旧SAMURAI証券)は2020年1月8日に全面リニューアルを行って生まれ変わりました。
従来扱っていた社債型ファンドの募集は停止し、同年2月より始まった日本保証の保証付き融資ファンドが人気を集めています。

銀行の保証融資と同じで貸し倒しが発生しても保証会社が債務を弁済してくれるルールがあり、簡単にまとめると返済遅延をすることはあっても元本既存することはありません。
2020年8月には利回り7%・約5億円の保証付き大型ファンドを募集して1日で満額成立を達成させるなど、今もっとも勢いのあるソーシャルレンディング業者です。

CRE Funding

CRE Fundingのスクリーンショット画像
商標名
CRE Fundingのスクリーンショット画像
CRE Funding
運営会社
FUEL株式会社(案件提供は東証一部上場の株式会社CRE)
会社設立 サービス開始
2016年10月 2020年2月
資本金 累計応募額
非公開 5億円以上
平均利回り 最低単価
2.5~3.0% 1万円~
主要案件
物流不動産(物流倉庫の賃貸)

2020年2月に運営開始したCRE Fundingは、当初から募集するファンドが全て即完売するなど話題を集めています。
利回りは低いですが、東証一部上場企業による賃料保証型マスターリース契約になる堅実性が人気の要因です。
ネット通販の拡大で需要が増加する物流倉庫の賃貸というビジネスモデルが、時代のニーズに合った運用先として個人投資家から注目されているのでしょう。
東証一部上場企業のCREが破綻・経営難にならない限りは元本毀損・返済遅延の起こらない仕組みですので、手堅い運用やリスク分散をしたい方におすすめです。

OwnersBook(オーナーズブック)

オーナーズブックのスクリーンショット画像
商標名
オーナーズブックのスクリーンショット画像
OwnersBook(オーナーズブック)
運営会社
ロードスターキャピタル株式会社(東証マザーズ上場)
会社設立 サービス開始
2012年3月14日 2014年9月
資本金 累計応募額
1,402,000,000円
(資本準備金とあわせて27億9,400万円)
195億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
2.0~6.0% 1万円~
主要案件
不動産投資、US非上場eREIT

OwnersBook(オーナーズブック)は2014年のサービス開始以降、元本毀損は0円の運営を続ける不動産事業に特化したソーシャルレンディング会社です。
都内の厳選したマンションの区分所有(一室)に対してのメザニンローンが中心です。
物件および担保情報を可能な範囲で告知する運営方針と、抜群の安定感が口コミで広まり、現在は新規ファンド募集するとクリック合戦が行われる人気業者に成長しました。
ファンド一件の募集単価が少ないことと、募集頻度が少ないこともクリック合戦の起こる要因になっています。
元本毀損0円の実績を大きくアピールしていて、最近はリスクが少ない利回り2〜6%前後のファンド募集が中心になっています。
過剰資金を好きなペースで追加投資できる環境はないですが、低リスクを最優先にしたい方にオススメできるソーシャルレンディング会社です。

LENDEX(レンデックス)

LENDEX(レンデックス)のスクリーンショット画像
商標名
LENDEX(レンデックス)のスクリーンショット画像
LENDEX(レンデックス)
運営会社
株式会社LENDEX
会社設立 サービス開始
2000年8月1日 2017年7月
資本金 累計応募額
1億4,400万円 93億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
6.0~13.0% 2万円~
主要案件
不動産担保ローン、医療事業

LENDEX(レンデックス)は2017年にスタートした不動産専門のソーシャルレンディング会社です。
第三者機関(東急リバブル)による不動産担保評価をしていることを売りにしていて、大部分に担保を設定した優良ファンドを多数扱っています。
当初はファンドの募集頻度は少なかったですが、2019年夏以降に急成長を遂げ、現在は成長率業界トップのソーシャルレンディング業者として注目を集めています。
抵当権第1順位を設定したローリスク型ファンドは、数あるソーシャルレンディングのファンドの中でもローリスク・ミドルリターンの優良ファンドだと評価しています。
高利回りファンドも、これまで遅延・元本毀損なしで運用してきた実績を考えれば投資価値が高いでしょう。

COOL

COOLのスクリーンショット画像
商標名
COOLのスクリーンショット画像
COOL(ソーシャルレンディング [クール])
運営会社
株式会社COOL(株式会社ZUUのグループ会社)
会社設立 サービス開始
2007年12月11日 2019年7月
資本金 累計応募額
1億2,500万円(資本準備金を含む) 0.9億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
4.0%〜4.5% 1万円~
主要案件
不動産投資、海外事業、民泊・マンスリーファンド事業融資など

COOL(ソーシャルレンディング クール)は、これから間違いなく伸びていくソーシャルレンディング事業者です。
大手金融メディアZUU Onlineを運営するZUUのグループ企業で、業界屈指のフィンテック技術と貸付先を探すコネクションを強みにしています。
これまで複数の上場企業に対しての貸付を行うファンドを募集した実績を持ち、2020年12月には(株)日本保証が保証業務を開始したことで話題になりました。
募集方法は先着式ですので、投資チャンスを逃さないためにも早めに口座開設を済ませておきましょう。

ネクストシフトファンド(NEXT SHIFT FUND)

ネクストシフトファンドのスクリーンショット画像
商標名
ネクストシフトファンドのスクリーンショット画像
ネクストシフトファンド(NEXT SHIFT FUND)
運営会社
ネクストシフト株式会社
会社設立 サービス開始
2016年10月7日 2018年5月
資本金 累計応募額
398,700,000円 1.8億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
5.0%〜7.7% 2万円~
主要案件
海外事業(カンボジア等新興国のマイクロファイナンス)

ネクストシフトファンドは鳥取県を拠点にカンボジアのマイクロファイナンスファンドを扱っています。
社長はSBIホールディングス元常務の経歴を持ち、カンボジア在住の役員が独自に案件の発掘をしています。
マイクロファイナンスの詳細、リスク、魅力を分かりやすく解説しています。
カントリーリスクが高いものの、信頼性の高い企業なので投資価値があるソーシャルレンディング会社だと評価しています。
人気が高まりファンドの応募額が増えていけば、より信頼できる投資先になるでしょう。

クラウドクレジット

クラウドクレジットのスクリーンショット画像
商標名
クラウドクレジットのスクリーンショット画像
CROWD CREDIT(クラウドクレジット)
運営会社
クラウドクレジット株式会社
会社設立 サービス開始
2013年1月 2014年6月
資本金 累計応募額
20億8,454万円 332億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
2.5~13.0% 1万円~
主要案件
海外事業

クラウドクレジットは海外事業に特化したソーシャルレンディング会社です。
これまで返済遅延や元本割れを起こしたことが何度もありますが、問題の起こった時にも迅速で丁寧な運営の対応が評価されています。
リスクに見合うリターンを用意していることや、伊藤忠商事をはじめ複数のベンチャーキャピタルが出資している信頼性が魅力です。
海外事業への投資は難しい面もあり、初心者にはオススメできませんが、クラウドクレジットは厳正な審査を行っているので初心者でも挑戦してみる価値があります。
為替差損リスクが少ない円建てファンドを活用すれば、より低リスクでの運用が可能になります。

maneo

maneoのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
maneoのスクリーンショット画像
maneo(マネオ)
運営会社
maneoマーケット株式会社
会社設立 サービス開始
2007年8月30日 2008年10月
資本金 累計応募額
308,518,500円 1,644億円以上(2019年12月現在)
平均利回り 最低単価
3.0~10.0% 3万円~
主要案件
不動産投資、ホテル、再生エネルギーなど

maneoは2008年に国内で初めてソーシャルレンディングを開始した老舗業者です。
累計応募額と会員数はライバルを大きくリードしていて、現在は会員が増えたことでステータス制を導入しています。
レギュラー会員は上位会員プランよりも低リスクのファンドに応募することができます。

ただし、現在は子会社の相次ぐ不祥事を受けmaneoおよびグループ会社では新規ファンド募集を停止中です。
保証会社やSAMURAIとの業務提携などmaneoの最新動向をまとめました。

スマートレンド

スマートレンドのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
スマートレンドのスクリーンショット画像
スマートレンド(SmartLend)
運営会社
SmartLend株式会社
会社設立 サービス開始
2015年10月 2016年4月
資本金 累計応募額
1億3,500万円(資本準備金含む) 90億円以上(2019年12月現在)
平均利回り 最低単価
6.0~12.0% 2万円~
主要案件
クレジット債権、海外事業、小規模事業

スマートレンドはmaneoファミリーの小規模会社の中でも屈指の人気を誇ります。
経営の内情などを把握して、自己資本比率が高いことを条件にするなど信頼できる3つの借り手を中心にしたファンド募集をしています。
主要な借り手3事業者の詳細とリスク分析の結果を紹介しています。
運営体制はしっかりしているので、スマートレンドの中でも借り手の異なるファンドへ分散投資すればリスクを少なくできます。
香港で業界初のオンライン契約を可能にした消費者金融の海外事業ファンドが好調です。

さくらソーシャルレンディング

さくらソーシャルレンディングのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
さくらソーシャルレンディングのスクリーンショット画像
さくらソーシャルレンディング
運営会社
さくらソーシャルレンディング株式会社
会社設立 サービス開始
2016年9月21日 2016年9月
資本金 累計応募額
30,000,000円 15億円以上(2019年9月現在)
平均利回り 最低単価
5.0~10.0% 2万円~
主要案件
小規模事業(不動産、金融、リースなど)

さくらソーシャルレンディングは地方の小規模事業に特化したソーシャルレンディング会社です。
累計応募額は少ないですが、小規模案件を中心に2016年9月に運営開始して以来300件以上のファンドを募集した実績があります。
短期案件も多く、元本毀損・遅延なしで多くのファンドを償還してきた実績があります。
関東、北海道、近畿、九州の4つの地域で異なる業種へ分散投資を行っている点も高く評価できます。
事業に関連したものだけではなく、貸付先の保有する不動産に抵当権第1順位の担保設定をして代表者の連帯保証を付けている案件も多数あります。
事業規模に対して担保評価が高いので、貸し倒れ発生リスクが非常に低いファンドが多数あります。

LCレンディング

LCレンディングのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
LCレンディングのスクリーンショット画像
LCレンディング(LC LENDING)
運営会社
株式会社LCレンディング(ジャスダック上場「LCホールディングス」100%子会社)
会社設立 サービス開始
2014年12月1日 2015年7月
資本金 累計応募額
99,000,000円 307億円以上(2019年12月現在)
平均利回り 最低単価
4.0~10.0% 2万円~
主要案件
不動産事業、医療関連事業

LCレンディングはジャスダック上場企業のLCホールディングス100%出資子会社です。
maneoのプラットフォームを利用して募集した資金は、基本的にLCホールディングスの関連会社の事業資金で活用されています。
身内で特定の借り手に重点を置いた貸付は、他社で不正が起こったケースもありますが、LCレンディングは上場企業の看板があるので信頼性が高いです。
借り手がLCホールディングスグループで一部ファンドには親会社の保証が付いてくるので、万一遅延や元本毀損が起こったらLCホールディングスの株価に大きな影響を与えます。

Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)

Sony Bank GATEのスクリーンショット画像
商標名
Sony Bank GATEのスクリーンショット画像
Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)
運営会社
ソニー銀行株式会社
会社設立 サービス開始
2001年4月2日 2017年8月
資本金 累計応募額
310億円 4.6億円以上(2019年12月現在)
平均利回り 最低単価
3.3~10.0% 5万円~
主要案件
IT事業、スポーツチーム運営、小売事業

Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)はソニー銀行が運営する国内唯一のファンド型(みなし有価証券)クラウドファンディングです。
貸付先企業の詳細が明記されていて、一部ファンドの優待特典が付いてきます。
利回りではなく目標リターン倍率を明記して、実際のリターンは運用状況によって変動します。
2017年8月にスタートから2019年9月までに募集した9つのファンドを全て年利換算に直して分析しました。
案件が少なく、一部でプロスポーツチームへの貸付などリターンよりも応援目的でないと投資できない案件もあります。
投資価値のあるファンドの数は少ないですが、ソニー銀行が厳選したファンドのみを扱っているので信頼できるソーシャルレンディング会社です。

クリアル(CREAL)

クリアルのスクリーンショット画像
商標名
クリアルのスクリーンショット画像
クリアル(CREAL)
運営会社
株式会社ブリッジ・シー・キャピタル
会社設立 サービス開始
2011年5月11日 2018年11月
資本金 累計応募額
100,000,000円 69億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
3.0~6.5% 1万円~
主要案件
不動産事業

2018年11月にスタートした新しい不動産特化型クラウドファンディング業者です。
クリアルはタテルやリノシーと同じ優先劣後方式によって運営会社と投資用物件を共同取得して、利益の分配は個人投資家が優先されます。
タテルやリノシーは運営会社の持ち分が3割なのに対して、クリアルは1割程度と低いですが、優先劣後方式のほかにグループ会社とマスターリース契約を結んで空室時の家賃収入が保証されます。
仕組み的には低リスクですが、上場企業が運営するタテルとリノシーに対して、クリアルの運営会社は資本金1億円ほどの非上場企業です。
運営会社の信頼性と実績が低いのに対して、これまで募集したファンドの利回りは全て4%台になっている点がネックです。

その他のソーシャルレンディング事業者

ここからは、厳選業者を除いたその他のソーシャルレンディング事業者の特徴を紹介します。
新規募集停止中も含めて、当サイトでは全事業者の特徴を紹介しています。
全業者から比較して検討したい方や、大量遅延および募集停止に追い込まれた業者にどのような問題点があったのか知りたい方に役立つ比較コンテンツになっています。

トラストレンディング(TrustLending)

トラストレンディングのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
トラストレンディングのスクリーンショット画像
トラストレンディング(TrustLending)
運営会社
AI株式会社(旧エーアイトラスト株式会社)
会社設立 サービス開始
2005年6月 2016年11月
資本金 累計応募額
100,000,000円 83億円以上(2019年2月現在)
平均利回り 最低単価
6.0~11.5% 10万円~
主要案件
公共事業、不動産担保ローン

トラストレンディングは公共事業関連のファンドを多数扱うことで人気を集めていました。
高利回り案件が多数ある中でビジネスモデルがしっかりしていて、元本償還実績も多数あります。
元財務相出身者による独自の借り手開拓が同社の強みです。
2018年12月と2019年2月の行政処分を受けて現在は新規停止中です。

APPLEBANK(アップルバンク)

APPLEBANKのスクリーンショット画像
商標名
APPLEBANKのスクリーンショット画像
APPLEBANK(アップルバンク)
運営会社
株式会社アップルバンク
会社設立 サービス開始
2016年11月28日 2017年4月
資本金 累計応募額
98,000,000円 24億円以上(2019年1月現在)
平均利回り 最低単価
4.0~10.0%以上 2万円~
主要案件
担保付き不動産ビジネス、給料前払いビジネス

APPLEBANK(アップルバンク)は小規模事業を中心に扱うmaneoファミリーのソーシャルレンディング会社です。
同じくmaneoファミリーのグリーンインフラレンディングとガイアファンディングの不祥事で現在は人気が低迷しています。
しかし、豊富な借り手を持っていて450件を超えるファンドを募集した実績は高く評価できて、クリーンでオープンな運営をしています。
平均利回りが高く、多数の元本償還実績を残してきました。借り手のビジネスモデルや運営事業者の信頼性は評価できる内容で、人気低迷する中で投資価値が大きい狙い目業者です。
主要な借り手情報や、他社の案件を使ったプレリートファンドへ投資するメリットなどを紹介しています。

TATERU Funding(タテルファンディング)

TATERU Fundingのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
TATERU Fundingのスクリーンショット画像
TATERU Funding(タテルファンディング)
運営会社
株式会社TATERU
会社設立 サービス開始
2006年1月23日 2016年4月
資本金 累計応募額
72億8,600万円 38億円以上(2019年1月現在)
平均利回り 最低単価
3.0~5.0% 1万円~
主要案件
不動産投資

TATERU Funding(タテル)は東証一部上場企業の株式会社TATERUが直接運営しています。
不動産特定共同事業法を利用したクラウドファンディングサービスで、貸付をするのではなくファンドで集めた資金で取得した不動産物件の投資利益を分配するシステムです。
匿名組合を作らない特性から、ファンドごとに取得する不動産の番地まで開示されるほか、多くのファンドでタテルが保証を付けて、3割までの損失はタテルが負担するシステムが評価された人気業者です。
人気殺到でファンドは抽選式を採用する形になり、多い時で募集額の5倍以上の応募を集めたケースもあります。
しかし、融資不正発覚で2018年9月よりファンドの新規募集停止になり、その後はサイトを閉鎖しています。
不祥事が大きく報じられて投資家から心配を集めましたが、不正発覚直後に中途解約の受付を案内して、継続運用している投資家にも遅延なく分配金と元本償還を続けて無事に完済した様子です。
運営事業者の融資不正は許されるものではないですが、大企業への貸付は経営を揺るがすニュースが出てもソーシャルレンディングの投資家には損をさせないことを証明しました。

グリーンインフラレンディング

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商標名
グリーンインフラレンディングのスクリーンショット画像
グリーンインフラレンディング
運営会社
株式会社グリーンインフラレンディング
会社設立 サービス開始
2016年7月21日 2016年9月
資本金 累計応募額
30,000,000円 200億円以上(2019年1月現在)
平均利回り 最低単価
10.0~13.0% 3万円~(大半のファンドは最低6万円or7万円)
主要案件
再生エネルギー

グリーンインフラレンディングは太陽光やバイオマス発電などの再生エネルギーファンドに特化したソーシャルレンディング業者です。
手堅いビジネスモデルで利回りが高いことから人気の高い事業者でしたが、不適切運営によって現在は新規会員の募集停止をしています。
2018年7月に受けた行政処分の内容や、不正発覚後の対応への問題点、管理人の見解などを紹介しています。

ラッキーバンク(LuckyBank)

ラッキーバンクのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
ラッキーバンクのスクリーンショット画像
ラッキーバンク(LuckyBank)
運営会社
ラッキーバンク・インベストメント株式会社
会社設立 サービス開始
2014年5月1日 2014年12月
資本金 累計応募額
2億3,100万円 150億円以上(2019年1月現在)
平均利回り 最低単価
6.0~10.0% 1万円~(約半数は最低8万円以上)
主要案件
不動産事業

ラッキーバンクは累計応募額150億円以上を誇る不動産事業専門のソーシャルレンディング会社です。
2018年に不正が発覚して行政処分を受け、現在も新規会員の募集を停止しています。
不正の内容は社長の親族が運営する会社への貸付をする際に、経営難から捏造した情報で審査を受け、運営会社も黙認して借り換えファンドの募集を続けてしまったことです。
事業がうまくいっていない中で、継続した募集を行ったことで被害額が大きく膨れ上がってしまいました。
ラッキーバンクは親族の経営する不動産会社に依存した貸付を行っていた点が大きな問題です。
不正発覚後に長期延滞を続けていましたが、2019年1月に決着しました。
今後の運営再開する可能性は極めて低いです。

プレリートファンド

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商標名
プレリートファンドのスクリーンショット画像
プレリートファンド(Pre REIT Fund)
運営会社
プレリートファンド株式会社
会社設立 サービス開始
2017年8月24日 2017年12月
資本金 累計応募額
10,000,000円 26億円以上(2020年4月現在)
平均利回り 最低単価
4.5~10%以上 2万円~
主要案件
不動産事業、ビジネスローン(不動産会社への運転資金融資)

プレリートファンドは不動産投資信託の「REIT(リート)」を応用した不動産事業を得意にしています。
REITの採用基準を元に不動産物件を取得・開発し、売却先をREIT前提に考えている点が、他社の不動産事業との大きな違いです。
ビジネスモデルは斬新ですが、運営会社の規模が小さく親会社のmaneoと社長同士が密接な関係を持っています。
ファンドの平均運用期間が長く、元本償還実績が少ないことから、管理人は様子見の判断をしています。
相次ぐmaneoファミリーの不祥事によって、投資家からはネガティブな評価を受けるように変化しています。

キャッシュフローファイナンス

キャッシュフローファイナンスのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
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キャッシュフローファイナンス(Cash Flow Finance)
運営会社
株式会社Cash Flow Finance
会社設立 サービス開始
2016年10月3日 2017年2月
資本金 累計応募額
30,000,000円 37億円以上(2019年1月現在)
平均利回り 最低単価
7.0~12.0% 2万円~
主要案件
不動産事業、エコ事業、小規模事業

キャッシュフローファイナンスは2018年末から大量遅延が発生して、現在は新規ファンド募集を停止しています。
ソーシャルレンディングは、個人投資家が貸し手になることから、貸し倒れリスクの少ない借り手を厳選してファンド募集するものです。
キャッシュフローファイナンスは、これから普及や成長を目指すベンチャー系ビジネスにも貸付を行うなど、リスクが高い運営をしていました。
maneoのプラットフォームを使って関連子会社のAH社を通じて貸付を行う仕組みでしたが、担保の大半は事業規模の小さいAH社の株式になっている問題点があります。
複数のファンドで遅延が発生していて、最終的な借り手の事業的な問題ではなくAH社の資金難で大量遅延が発生している懸念もあります。
キャシュフローファイナンスの事例を見ると、問題を起こした事業者は遅延発生の前から不安要素を持っていることがよく分かります。

アメリカンファンディング

アメリカンファンディングのスクリーンショット画像
商標名
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アメリカンファンディング(AMERICANFUNDING)
運営会社
アメリカンファンディング株式会社
会社設立 サービス開始
2015年7月30日 2016年7月
資本金 累計応募額
50,000,000円 26億円以上(2020年4月現在)
平均利回り 最低単価
8.0~10.0% 2万円~
主要案件
アメリカの不動産事業

アメリカンファンディングはアメリカの不動産事業を専門に扱っています。
maneoファミリーで、全件遅延を起こしたガイアファンディングとビジネスモデルが非常に似ています。
これまで元本既存・遅延なしの健全な運営をしていますが、ガイアファンディングの影響でユーザー離れが進んでいます。
平均利回りが高く、遅延を起こす会社は低利回りを含めた大半のファンドで問題を起こすことから、最近では利回り10%のファンドに人気が集中しています。
8%前後の利回りのファンドは資金調達出苦戦していることも、将来的な問題発生の原因になるのではないかと懸念しています。
ガイアファンディングとは異なり短期案件が中心で元本償還実績は豊富なので、少額投資であれば検討する余地があります。

クラウドリース(CloudLease)

クラウドリースのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
クラウドリースのスクリーンショット画像
クラウドリース(CloudLease)
運営会社
株式会社Crowd Lease
会社設立 サービス開始
2015年10月 2016年2月
資本金 累計応募額
100,000,000円 159億円以上(2020年4月現在)
平均利回り 最低単価
5.0~12.0% 2万円~
主要案件
小規模事業(店舗ビジネス)

クラウドリースはパチンコ店などの店舗型中小企業に対して、ソーシャルレンディングでの貸付と経営支援をセットで提供しています。
銀行融資やビジネスローンの審査が通りにくい中小企業に対して、経営支援を行うことで管理をしながら事業拡大と返済を進めていくビジネスモデルです。
ハイリスク案件への投資が中心なので。207年10月以降は軒並み10%を超える高利回りファンドのみを扱っていました。
2019年1月に複数の案件で大量遅延が発生する見込みを案内しています。
クラウドリースの問題点と、複数の借り手が一斉に遅延を起こした当サイト独自の分析結果を紹介しています。

ガイアファンディング(GIAFUNDING)

ガイアファンディングのスクリーンショット画像 ※新規受付停止中
商標名
ガイアファンディングのスクリーンショット画像
ガイアファンディング(GIAFUNDING)
運営会社
ガイアファンディング株式会社
会社設立 サービス開始
2015年7月10日 2015年10月
資本金 累計応募額
100,000,000円(資本準備金含む) 93億円以上(2019年2月現在)
平均利回り 最低単価
5.0~11.0% 2万円~
主要案件
海外事業(不動産)

ガイアファンディングはアメリカの不動産事業を専門に扱うmaneoファミリーのソーシャルレンディング会社です。
2018年11月より全件遅延を起こして現在は新規募集停止中です。
2019年2月現在、一部のファンドで元本100%+分配金の償還が行われました。
遅延を起こした要因と今後の見込みを解説しています。

Pocket Funding(ポケットファンディング)

Pocket Fundingのスクリーンショット画像
商標名
Pocket Fundingのスクリーンショット画像
Pocket Funding(ポケットファンディング)
運営会社
ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
会社設立 サービス開始
2015年12月25日 2017年8月
資本金 累計応募額
1億995万円 21億円以上(2020年10月現在)
平均利回り 最低単価
2.2~8.0% 1万円~
主要案件
不動産担保ローン

Pocket Funding(ポケットファンディング)は沖縄のソーシャルレンディング会社です。
不動産担保ローンを専門に扱っていて、軍用地担保ファンドが人気を集めています。
抵当権第1順位で担保評価額の70%以下を貸付基準にした審査を行っています。
関連会社の財全ソリューションの詳細や、担保評価は第三者機関を利用していないことや、調達資金の使途が非公開になっている点がネックです。
オープンな運営体制に変われば投資価値がありますが、現時点では様子見です。

クラウドリアルティ(Cloud Realty)

クラウドリアルティのスクリーンショット画像
商標名
クラウドリアルティのスクリーンショット画像
クラウドリアルティ(Cloud Realty)
運営会社
株式会社クラウドリアルティ(Crowd Realty, Inc.)
会社設立 サービス開始
2014年12月 2017年1月
資本金 累計応募額
非公開 8.6億円以上
平均利回り 最低単価
3.5~10.0% 5万円~
主要案件
不動産事業

クラウドリアルティは国内の不動産再生と海外(エストニア)での不動産担保ローンを扱っています。
三菱地所やメガバンクをはじめ、多くの大企業と金融機関が出資する注目企業で、過去にはフィンテック系コンペ(ピッチコンテスト)で優勝した実績を持ちます。
ファンドの募集件数は少ないですが、1億円以上の大型案件を中心にこれまで全件で満額成立する人気業者です。
中古物件の再生は担保評価額が低くリスクがありますが、運営会社の信頼性が高いことと魅力的な優待特典を用意することで人気を集めています。
国内ファンドは3~5年の長期案件が中心で元本償還実績の少なさがネックです。 おすすめできる優良業者ですが、特性を理解して投資する必要があります。投資に向いている人や、お奨めファンドの詳細を紹介しています。

ジェイ・レンディング(J.LENDING)

ジェイ・レンディングのスクリーンショット画像
商標名
ジェイ・レンディングのスクリーンショット画像
クラウドリアルティ(Cloud Realty)
運営会社
株式会社ジャルコ(ジャスダック上場「JALCOホールディングス」傘下)
会社設立 サービス開始
1956年 2015年12月
資本金 累計応募額
350,000,000円 非公開
平均利回り 最低単価
3.0~6.0% 50万円~
主要案件
不動産担保ローン

ジェイ・レンディングは上場企業傘下の株式会社ジャルコが運営する最低50万円からのハイクラスなソーシャルレンディングを提供しています。
一般的なソーシャルレンディング会社は、貸し手と借り手の仲介のみを行いますが、ジェイ・レンディングの運営会社は不動産担保ローンで実績を残している中堅貸金業者です。
1億円以上の大型案件を中心にしていて、不足分は自社での貸付をしている可能性が高いです。
ハイクラス向けサービスを提供する思惑や、扱っている案件の不安要素など管理人独自の分析結果を紹介しています。

みんなのクレジット

みんなのクレジットのスクリーンショット画像
商標名
みんなのクレジットのスクリーンショット画像
みんなのクレジット(みんなのcredit)
運営会社
株式会社スカイキャピタル
会社設立 サービス開始
2015年5月21日 2015年12月
資本金 累計応募額
2億円 45億円以上
平均利回り 最低単価
10.0~14.5% 10万円~
主要案件
不動産担保ローン

みんなのクレジットは2017年に2回の行政処分を受けて、現在は既存投資家の対応窓口のみの稼働です。
過去に行政処分や大量遅延を起こしたソーシャルレンディング会社は複数ありますが、みんなのクレジットはソーシャルレンディング史上もっとも悪質な運営会社の不適切運営がありました。
2019年2月に集団訴訟へ発展した最新情報と過去の経緯を分かりやすくまとめています。
最大14.5%の高利回りは、募集前から悪意のある運営をしていた可能性が高いです。
どれだけ魅力的で運営会社の信頼性が高くても、高利回りファンドや高利回りしか扱わない業者は慎重に検討しましょう。

Renosy(リノシー)クラウドファンディング

Renosy(リノシー)のスクリーンショット画像
商標名
Renosy(リノシー)のスクリーンショット画像
Renosy(リノシー)クラウドファンディング
運営会社
株式会社GA technologies(東証マザーズ上場企業)
会社設立 サービス開始
2013年3月12日 2018年7月
資本金 累計応募額
11億6,899万5,590円 25億円以上(募集額および成立額は4億円未満)
平均利回り 最低単価
4.0〜8.0% 1万円~
主要案件
不動産事業

Renosy(リノシー)クラウドファンディングは、2018年7月に開始した新しいサービスですが、募集額に対して5~12倍の応募を集める大人気業者です。
人気の要因は不動産テックで成長した上場企業による保全付き不動産投資ファンドのシステムです。
タテルの出資を受け、システム的にはタテルファンディングと同じです。
3ヶ月の短期案件が中心ですが、8.0%の利回りが投資家から評価されています。
リノシーの強みやタテルファンディングとの違い、注意点を詳しく知りたい方はコチラ

クラウドバンク

クラウドバンクのスクリーンショット画像
商標名
クラウドバンクのスクリーンショット画像
クラウドバンク(CrowdBank)
運営会社
日本クラウド証券株式会社(クラウドバンク株式会社100%子会社)
会社設立 サービス開始
2013年2月(みどり証券を買収) 2013年12月
資本金 累計応募額
100,000,000円 1,218億円以上(2020年12月現在)
平均利回り 最低単価
実質平均 7.09%(目標利回り5.2~7.4%) 1万円~
主要案件
再生エネルギー、不動産担保ローン、海外事業(ドル建て不動産担保ローン)

クラウドバンクは業界2位の運用額に対して回収率100%の運用実績を持ちます。
これまでの元本償還実績は340億円以上。リファイナンス(借り換え)のファンドがほとんどない点も高く評価できます。
過去に2度の行政処分を受けましたが、不適切運営を行った前社長を解任し、外部監査の体制を取り入れるなど信頼性を高める業務改善を行ってきました。
2018年には運営会社の決算が大幅黒字に転換するなど、大きな成長を続ける大手ソーシャルレンディング会社です。